今回は長期インターンシップの経験によって複数の企業から内定を獲得したTさんにインタビューさせていただきました!
特に長期インターンシップに参加を迷われている方はぜひ参考にしてみてください!
1.「どんなインターンシップに参加しましたか?」
インタビュアー: 「早速ですが、Tさんはどんなインターンシップに参加されたのですか?具体的に教えてください。」
Tさん: 「私は、大学3年の夏から翌年の1月までの6ヶ月間、教育系のベンチャー企業で長期インターンシップに参加しました。この会社は新潟県で小学校低学年向けの塾を立ち上げるプロジェクトを手掛けていて、私はその一員として参加しました。」
インタビュアー: 「6ヶ月間という長期のインターンシップですね。具体的にどのような仕事をされたのですか?」
Tさん: 「はい、長期間にわたって様々な業務に携わりました。主に、地域の教育ニーズを調査し、それに基づいて新しい塾のカリキュラムや教育方法を考案する仕事でした。また、適切な講師の選定や、塾のマネタイズ戦略についても、チームの一員として意見を出し合いました。」
インタビュアー: 「実際のビジネスプロセスに深く関わったわけですね。」
Tさん: 「そうですね。学校で学ぶこととは異なり、現実のビジネスの現場で直面する課題や、そこから学ぶことは非常に多かったです。リアルなビジネスシーンでの経験は、視野を広げることや、問題解決能力を養うのに大いに役立ちました。」
2.「このインターンに参加した理由を教えてください」
インタビュアー: 「Tさん、なぜこのインターンシップに参加することを決めたのですか?その動機について詳しく教えていただけますか?」
Tさん: 「実は、私がこのインターンシップに興味を持ったのは、大学で学べる経済学とは異なる実践的な経験を積みたいと思ったからです。ベンチャー企業に対する興味も大きく、そういった環境で何が学べるのかを自分自身で体験してみたいと強く感じました。」
インタビュアー: 「ベンチャー企業への興味がきっかけだったのですね。その興味はどのようにして生まれたのですか?」
Tさん: 「大学のとある講義で起業家精神やイノベーションについて学んでいたんですが、それがとても面白かったし、かっこいいと思ったんです。だから、実際のベンチャー企業でどのように事業が展開され、困難にどう立ち向かっているのかを、実際に見てみたいと思いました。」
インタビュアー: 「理論から実践へのステップアップを目指したわけですね。」
Tさん: 「そうですね。大学の教科書や講義では得られない、実際に手を動かしながら考え、試行錯誤する過程を経験したかったんです。」
インタビュアー:「いくつもあるベンチャー企業のインターンシップの中でどうして教育系の企業を選んだのですか?」
Tさん:「正直にいうと、そんなに理由は無かったです。元々教育に興味があったわけでも、大学で教育学についても学んでいるわけでもないのですが、私が参加したいと思った時期にインターンシップの募集が始まったのと、その企業が会社ができてまだ数ヶ月でかつ社員も3名しかいなくて私のイメージしていた『The・ベンチャー企業』だったので参加を決めました。」
3.「参加してよかったことを教えてください」
インタビュアー: 「Yさんがインターンシップに参加して、良かった経験は何ですか?」
Yさん: 「インターンに参加して本当に良かったと思う点はいくつかあります。一番大きな点は、ベンチャー企業の現実を身をもって体験できたことです。私は、インターン参加前まではベンチャー企業に対して、ある種の幻想的なイメージを持っていました。どのベンチャー企業も革新的なアイデアで世界を変える、情熱的で若いチームが活躍する場所という印象でした。しかし、実際にその環境に身を置くと、ベンチャー企業の多面性を理解することができ、一部のベンチャー企業は確かにエネルギーなどにに溢れていましたが、他にも良い意味でしっかりとした経営戦略を持ち、経験豊富なプロフェッショナルが活躍する企業もあることを知りました。」
インタビュアー: 「事前のイメージとのギャップを経験したわけですね。」
Tさん: 「そうですね。そのギャップを体験したことは私にとって大きな学びでした。さらに、このインターンシップで私は、実際にビジネスを立ち上げ、運営する過程に深く関わることができました。新しい塾を立ち上げるプロジェクトでは、地域のニーズに合わせて教育プログラムの開発に携わりました。この過程で、現場の教育課題を深く理解し、実践的な解決策を考案する経験ができました。これは単なる理論ではなく、実際の現場での問題解決を経験する貴重な機会でした。」
インタビュアー: 「実際のビジネスシーンでの経験が、あなたにとって大きな成長の機会となったわけですね。」
Tさん: 「はい、確かにそうです。学校では決して学ぶことのできない、リアルなビジネスの現場での経験は、私の視野を広げ、問題解決能力を向上させました。また、普段一緒にいる友人達とは異なるバックグラウンドを持つ人々と協力することで、コミュニケーション能力やチームワークスキルも大きく伸ばすことができました。それぞれのメンバーの強みを理解し、それを活かす方法を学ぶことは、チームでの作業において非常に重要なスキルだと思っています。」
4.「インターンに参加して大変だったことはなんでしたか?」
インタビュアー: 「インターンシップ中、特に大変だったことはありましたか?」
Tさん: 「一番大変だったのは、実際にビジネスをゼロから立ち上げるという点です。私が参加した塾を作るプロジェクトは、会社にとっても初めての試みでした。どのように計画を立て、どのように実行に移すか、その全てが未知の領域だったんです。」
インタビュアー: 「未知の領域での挑戦だったんですね。」
Tさん: 「はい。プロジェクトの初期段階では、私たちは多くの時間を費やして、地域の実情を調査し、どのような教育サービスが求められているのかを理解しようとしており、特に多くの試行錯誤が必要でした。また、何かしらの強い領域がある社員とは違って、私自身の得意分野が何か、それをどう活かすべきかについても、初めははっきりと分かっておらずとにかくがむしゃらに取り組んでいました。」
インタビュアー: 「自分の役割を見つけるのも大変だったわけですね。」
Yさん: 「そうです。プロジェクトが進むにつれて、私は徐々に自分の得意な領域が見えてきました。特に、データ分析に強みを発揮し、その結果をもとにした戦略提案では、チーム内でも役割を果たすことができました。」
インタビュアー: 「自分自身を成長させるための重要なプロセスだったと言えますね。」
Tさん: 「まさにそうです。この経験は、私にとって自己成長のための貴重な機会でした。どんなに困難であっても、前に進むことの大切さを学びました。そして、それが今の私の強みとなっています。」
5.「この長期インターンシップは内定獲得にどのような影響がありましたか?」
インタビュアー: 「Tさんにとっての長期インターンシップの経験は、内定獲得にどのように影響しましたか?」
Tさん: 「まず、この経験が私の就職活動の軸を明確にしました。インターンシップ参加前まではなんとなくベンチャー企業に行きたいと思っていただけですが、具体的にはベンチャー企業の雰囲気が好きだが、ある程度の会社規模があり、ロールモデルとなる社員がいる環境が私にとって働きやすいと感じました。」
インタビュアー: 「自分に合った職場環境を見つけることができたわけですね。」
Tさん: 「はい、その通りです。また、インターンシップでは、自分の得意不得意を実際の業務を通じて理解することができました。面接では、これらの経験を具体的に話すことができ、自分の能力や適性を伝えるのに役立ちました。」
インタビュアー: 「具体的な経験を話せることが、面接でのアピールポイントになったんですね。」
Tさん: 「はい。インターンシップでの経験は、単なるガクチカ(学生時代に頑張ったこと)にとどまらず、実際にビジネスの現場で何ができるかを示す具体的な証明となりました。特に、実際のプロジェクトでの成功体験や困難を乗り越えた経験は、面接官に強い印象を与えたと思います。」
インタビュアー: 「インターンシップがあなたの就職活動における大きな強みとなったわけですね。」
Tさん: 「まさにそうです。この経験は、私がどのような環境でも活躍できること、また新しい課題に対して柔軟に対応できることを示すものでした。結果として、複数の企業から内定をいただくことができ、今の私にとって大きな自信となりました。」
6.「インターンシップを悩んでいる人へのメッセージをお願いします」
インタビュアー: 「最後にインターンシップに参加しようか悩んでいる学生たちへのアドバイスをお願いします!」
Tさん: 「インターンシップへの参加は、新しい経験をする絶好のチャンスです。私も最初は不安でしたが、実際に業務に携わることで、大学では得られない価値あるスキルと経験を得ることができます。自分の可能性を広げ、将来のキャリアパスを見つけるためにもぜひチャレンジしてみてください。」
インタビュアー: 「ということで、本日は長期インターンシップの経験で内定ホルダーになったTさんにインタビューさせていただきました。Tさん、ありがとうございました!」
Tさん:「こちらこそ、ありがとうございました。」